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2006年10月07日

 ■ 真紀子のかげに隠れたサラ金問題

昨日、大雨の中、オフィスに行ったら先客がいた。
どうやらテレビを見ているようだ。ちょうど時間は国会中継。音がもれてくるので、聞くとはなしに聞いていた。
質問者は民主党の枝野幸男で、サラ金のグレーゾーン金利について安倍首相に問いただしているところだった。はたから聞いていても、枝野さんの明晰な語り口は頼もしい。それに比べて、しどろもどろとする安倍総理の何ともみっともないこと。自民党が「グレーゾーン金利」を残したままサラ金を優遇しようとする姿勢に対する痛烈なカウンターパンチ。こういう論議がきちんと行われているのだとしたら、国会も捨てたものじゃない。

ところが、嵐の中、帰宅して昨夜のニュース番組をみても、枝野さんの質問の場面はまったく報道されていない。代わって全面的に取り上げられていたのが、田中真紀子vs安倍晋三の場面だ。さまざまな言葉をつかって揶揄し、安倍の無知や哲学のなさをさらけだそうとする田中真紀子。策略にまんまと引っかかり、しどろもどろになる安倍。テレビ的には確かにおもしろい場面だが、社会的な必要性からいったらサラ金問題ではないだろうか。幾重にも債務をしょって、最終的にはヤミ金に手を出し、自分の命と引き替えに生命保険で返却するしかなくなっている人たちがどれだけ多いことか。それが野放しされているのだ。

なぜ田中真紀子のみがテレビで大きく取り上げられるのか。その理由は知れている。スポンサーの意向だ。最近のテレビを見ていると分かるが、サラ金のCMがいかに多いことか。チワワの出てくるアイフルのCMは見なくなったが、レイクなりアコムなりプロミスなりのCMを目にしない日はない。それだけテレビ広告のサラ金依存度は高まっている。『下流喰い』(ちくま新書)で須田慎一郎さんも書いてるが、サラ金業界→大手広告代理店経由で圧力がかかり、業界に都合の悪い報道は大手新聞・テレビではなされないようになっているという。要するに、報道はコントロールされているのだ。

ブログを見ていたら、このことを取り上げているものもあった。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20061007#1160150136

実際の国会の論戦を目にして、そしてその晩のニュース番組を目にすると、ニュースがいかにして情報を取捨選択しているかが見えてくる。どうやら、大手広告代理店の意図が反映される構図になっているようだ。
最近、急激に増えてきているのはサラ金ともう一つ外資系保険会社がある。サラ金業界の意図がこのように報道に反映されるのであれば、では外資系保険会社の意図がどのように報道に反映されるのか。どのような情報が意図的に報道からはずされ、どのような情報が逆に意図的に流されるのか。すでに終わってしまった郵政民営化の攻防の中に、実はそのような巧みな「意図」が入り込んでいたのかもしれない。

投稿者 watata : 2006年10月07日 18:26

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