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2006年11月08日
今朝病院に行ったら、ようやくギブスをはずしてもらえた(昨日一日は自主的にはずしてたけど……)。
足を引きずりながら歩いていいという許可を得たので、うれしくなって、さっそくオフィスに向かうことにした。とはいっても、右足はまだ安定していないため、一本の松葉杖を補助にしての歩きだが。
家から十分弱の道のりを駅まで向かうのが面倒なので、家から徒歩1分のところにあるバス停に向かう。このバス停からは田端の駅を通るバスが出ているので、まずここで楽ができるのだ。意気込んで家を出たものの、たった徒歩1分のバス停がえらく遠く感じた。これが片足を引きずって歩く(正確に描写すると、右足はかかとをついてひざを曲げない状態で歩く)つらさなのだろうか。ふだんは何ともない道のりが異様に長く感じた。
バスに乗り込むと、優先席が空いていた。普段はけっして座ることもないが、ちょっと照れくささを感じつつ座らせてもらう。ほぼ片足に負担をかけている状態のため、座るとものすごく楽だ。道程はちょっとだけ渋滞していた。15分ほどで田端の駅に着く。田端から秋葉原までは京浜東北線の快速。途中上野駅にとまっただけで、あっという間に駅に着く。
さて、ここからが関門だ。
この10日くらいというもの、そんなに長い距離を自分の足では歩いていない。病院は自宅から目と鼻の先で、健康なときであれば徒歩1分以内に着く距離だ。自宅が大通りに面しており、オフィスも大通り沿いにあるため、タクシーでオフィスに移動するときも、そんなに歩くことはない。両手がふさがっているため、買い物かごを持つこともできず、買い物に出かけることもない。ここへきていきなり、健康なときにでも8分近くかかる秋葉原駅からオフィスまでの道のりを歩いていくのは、ちょっとした小旅行に出かける気分だ。ふだんとは違った目でアキバを堪能できるというワクワク感もありつつ、足をいためずに着くことができるのかという不安もある。まあ、とりあえず行ってみることにする。
まずアキバの駅に着いてからホームを出るまでが時間がかかる。ホームの中央のエスカレーターにたどり着くまでが2分、エスカレーターを降り改札をくぐりぬけるまでが3分といったところか。そして、改札を出てからが真の困難が待っている。
駅前の飲食ビル・ダイビルのオープンテラス形式のカフェで昼食を食べながら談笑するサラリーマンやOLを尻目に、ひたすら足をひきずりながら歩を進める。普段とは比較にならないくらいに不自由でものすごく時間がかかるのを感じる。5分くらいして、アキバの目抜き通り・中央通りと明神通りの交差点にさしかかる。健康なときでさえごみごみしていて、人混みがいやになる交差点だ。片足を引きずったままで、人混みにかき回されることなく歩くことができるかどうか。そんな不安をよそに、実際にやってみるとできるもんだ。道をゆずってくれる人の優しさを、こういうときにはつくづく感じる。ただ、片道3車線ある中央通りを渡るのは、ちょっと大変だった。道幅が広いわりには信号が青になっている時間が短いのだ。健康なときには気付かないのだが、いざ足を引きずってみると、道を2/3くらい渡ったところで歩行者用信号が点滅をはじめる。これは、むちゃくちゃ怖い。アキバにあまり老人の姿はないが、足腰の弱ったおじいちゃん・おばあちゃんだと、この信号は渡りきれないと思う。合理的に交通をさばくために信号の時間感覚は調整されているのだろうが、あまりにも健常者の視点ばかりで物事が進められているのではないかと感じた。
魔の交差点(?)を渡ってからは、メイドカフェとPCパーツ店のひしめくエリアを抜け、オフィスだ。ふだんはすたすたと歩く道のりが、のろのろとしか行けない。結局、8分の道のりが25分もかかってしまった。ふぅ。
片道2500円のタクシー代が浮くのはうれしいのだが、こうも疲れるのも考えものだ。平日昼間のすいている時間だったからよかったものの、果たして今日の帰りはどうやって帰ろうと今から案じているのであった。
投稿者 watata : 2006年11月08日 13:13
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