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2007年01月23日

 ■ スタバのザッハトルテの回収広告

不二家の事件以来、世間ではちょっとした回収ブームになっている。
もし手元に新聞の朝刊があれば、社会面(テレビ欄をめくってすぐのとこ)の下あたりに出ているお詫び広告を見てみるといい。不二家事件に恐怖したたくさんの会社が、これまでは「このくらいいいだろう」と軽い気持ちで公表もしなかったことを真剣に公表しはじめている。その中でひときわ目をひいたのが、今朝の朝刊に掲載されていたスターバックスのザッハトルテの回収広告だった。

ザッハトルテ。スタバのショウケースの中に並んでいるスイーツのひとつだ。この回収広告の趣旨はこんな感じだ。
・1/20午後5:25頃、スターバックス東武北千住店で消費期限を超過したザッハトルテを店舗の不手際で誤って2個売ってしまった。
・該当商品が手元にあれば、すぐに店舗にもってきてほしい。

この広告をみて、うまく言えないが、何か複雑な気分になった。
2個のザッハトルテのために、ここまでしなければならないのか?
消費期限を「超過」とはいっても、ちょっとした手違いで超過する範囲なんてせいぜい1日くらいだろう。自分の経験からすれば、ちょっとした洋菓子くらいであれば1週間くらい消費期限を過ぎたものでも食べることはできる。味もそれほど変わらないし、腹もこわさない。

とはいえ、もちろんルールはルールだ。「1日くらい大丈夫だろう」と作る側・売る側が破り始めたら、それはそれでいやな社会になる。それでも……。

スターバックスはそれほど悪質なのだろうか?
世の中には、食べ物をあつかっている店で悪質なところなんて山ほどある。たとえば、そのへんのスーパーの総菜売り場。全部が全部とは言わないが、スーパーが出す総菜は、まさに「消費期限切れ」の原料が使われていることも多いときく。店に並んで消費期限がきれた野菜や肉をリサイクルするために「総菜」という形に調理・加工するというのだ。

魔女狩りのような、何かいやな空気がただよっている。

そして、スターバックスのお詫び広告は次の文面でしめくくられていた。
「お客様からご提供いただきます住所・氏名等の個人情報は、本件の目的以外には一切使用しません」

世の中全体が防衛に走るとき、活力は確実にそがれていくだろう。

投稿者 watata : 2007年01月23日 12:07

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